こんにちは。
今回は前回の採卵後の体験談をまとめました。
採卵後も忙しいOHSSとの戦い
やっと大きなイベントの1つである採卵が終わり、
「ほっ」としたのもつかの間。
採卵後、2日後に受診するようにいわれました。
理由は採卵後の卵巣の腫れを確認するためだといわれました。
実は採卵の1週間前から、体重増加とお腹が膨れだしました。
もともと毎日、体重測定は行っているので
いつものように体重計に乗ると、+300g。
最初は「食べ過ぎかな?」と思いましたが、
次の日は+500g。その次の日は+800gと増えていき、
なんと採卵日当日は計3kg程度、太っていました。
お腹もだいぶ膨れ、動くのも苦しいくらい。
実はそれが以前に先生から説明を受けたOHSSの症状でした。
排卵誘発剤を使用することにより、卵巣内の卵胞が過剰に刺激され、
卵巣が膨れ上がることで様々な症状を引き起こす病気のことです。
軽症であれば、卵巣の腫れ程度で終わりますが、
重症化すると腹水の貯留や、急激な体重増加、脱水傾向となり
腎不全などに移行することもあります。
私の場合には、腹水の貯留と体重増加、脱水傾向が出現していました。
また採卵により、卵巣に針を刺すと余計に卵巣は腫れてしまうため、
症状が悪化することがあり、採卵後すぐに受診するように言われました。
結果は先生が驚くほど、卵巣の腫れはひけていました。
しかし採血結果では、脱水傾向の所見がでていたので
その日も2本の点滴をしました。
その後、1週間程度で体重も元に戻りました。
顕微授精した受精卵の結果は・・・
OHSSにも苦しめられましたが、
何より大切なのが、受精卵のこと。
採卵後、2日目の受診で受精結果について話しをされました。
7個採卵した卵子のうち、2つは未熟卵にて
顕微授精の対象にならなかったようです↓
そして残った5つを顕微授精した結果、1つが変性卵となってしまい
培養が中止になってしまいました↓
残る4つに関しては、採卵後5日目にクリニックに電話をし、
無事に4つすべての受精卵が胚盤胞まで成長し、
凍結したと報告を受けることができました↓
もともとPCOSは卵子の質が悪く、今回は精液の検査結果も思わしくなかったため
「全滅しなければいいけど。」と思っていましたが、
結局、未熟卵を除けば80%の確率で胚盤胞まで行きつくことができ
成績としては上出来でした。
また卵巣の腫れも少ないため、1ケ月後には移植周期に入れると
先生に言っていただき、私たちの採卵周期が終わりました。