不妊治療と仕事の両立はできるのか?仕事は辞めるべき?私が悩んで出した答えについて

こんにちは。 今回も前回に続いて体外受精の準備期間中に 旦那さんから提案されたことを書こうと思います。

仕事と治療の両立

体外受精にチャレンジしようと思った時 私は地方の総合病院で看護師として病棟勤務をしていました。 主に循環器内科・心臓血管外科・呼吸器内科の混合病棟で 院内1の急変率とスタッフの平均年齢の若さが特徴の病棟でした。 そのため看護師歴9年目の私は、新人教育からチームリーダー、 委員会活動、そして数年前に取得した資格の仕事と 様々な仕事を抱えながら、働いていました。 夜勤は月に8~10回(2交代制) スタッフ不足で、公休も消化しきれない年度もある程度。 日勤となれば、朝7時に出発し早くても帰宅は7時。 遅い時は9時になることもありました。 それでも看護師という職業も好きだし、 周りのスタッフにも支えられて働くことができていました。 しかし年々、PCOSは重症傾向にもなっていました。 また先生から 「体外受精となると通院日は守ってもらいたい。 通院日を守ることが体外受精の成功のカギ。」とも言われていました。 その2点が旦那さんは気になっていたよようでした。

「仕事やめない・・・?」

私たち夫婦は共働きのため、お互いの仕事については お互いに任せるスタンスでいました。 家事も分担制してやっていました。 時に私が仕事で遅くなり、夕飯が遅れる時や 作れないということもありましたが、 旦那さんは文句1つ言わず見守ってくれました。 本当に感謝しています。 そんな旦那さんから体外受精に入る前に言われました。 「仕事辞めない・・・?」旦那さんからすると、やりがいはあっても不規則で ストレス過多の仕事と体外受精の両立は難しいのではないかと 感じたようでした。 それも目標も決めて治療期間は5年間。 その期間は不妊治療に専念してもらいたいと言われました。 私は仕事を辞めるなんて考えたことがありませんでしたが 私の仕事に何も言わなかった旦那さんの言葉に 考えさせられました。

大切なものってなんだろう?

旦那さんからの提案を受けて、私は考えました。 「自分にとって大切なものは何なのか?」 就職してからというもの、仕事は真面目に取り組んできました。 それなりにキャリアも重ねることもできました。 周りは当たり前のように働きながら妊娠し、産休・育休 そして仕事復帰をしていました。 私だって同じようにできると思い込んでいました。 しかし旦那さんに言われ、 「私は本当に周りのみんなと同じように妊娠できるのかな?」 と思いました。 私の近くには体外受精をしている人はほとんどいませんでした。 その体外受精に挑戦しなくてはならない・・・ 「本当に通院日を確保できるのかな?」 「本当に周りのスタッフに迷惑をかけずにできるのかな?」 様々な不安がでてきました。 また長い目でみた時に、 「あの時、仕事をセーブして妊活すればよかった。」 と後悔したらどうしようとも思うようになりました。 そして何よりも、仕事に口を出さない旦那さんが 初めて言ったアドバイス。 私のことや、治療のことを考えた上での 重たい言葉でした。 結局、私の出した答えは 「仕事はいつでもできる。でも治療は今しかできない。」 でした。 そうと決まれば師長に相談し まずは採卵から移植までの3か月間、 休職をすることにしました。