体外受精をして感じた様々な負担とその中で周囲や友人との付き合い方を考えました

こんにちは。 前回、初の胚移植とその結果について書きましたが 今日は不妊治療に伴うストレスと周囲との付き合い方について 書こうと思います。

体外受精で感じた様々な負担

採卵、移植まではスムーズに進んでいた不妊治療。 どこかで「すぐに妊娠できるかも。」という期待を していたのだと思います。 初の陰性にショックが大きく、 その後、次の治療まで気持ちを切り替えることが大変でした。 今までもタイミング療法で何度も陰性の結果を見てきましたが やはり体外受精での陰性の結果は重さが違いました。 私が実際に体験して感じた体外受精をすることで感じた負担↓ ① 金銭的負担 まず1番に感じたのが、体外受精をするということは 本当にお金がかかるということです。 特に私の場合には、採卵で多くの薬や注射を使用したこと 運よく4つの受精卵ができたため、凍結する受精卵の個数が増え 本当にお金がかかりました。 他の機会に治療にかかった金額はまとめて書こうと思いますが 1回の通院で3~5万採卵や受精卵の凍結、移植となると   10万~20万程度のお金が一気に吹き飛びます。 「子供が欲しい」気持ちに変わりはないので、 お金に代えられないと思っていても 周りにはお金もかからず、自然妊娠できる人もいると思うと とても悲しい気持ちになったり、 「治療しなかったら、このお金で何ができただろう。」と 何度も考えてしまいました。 ② 肉体的負担 次に体外受精は体の負担が大きいということです。 これも私のように様々な薬を使っている場合に強く出ると思いますが 毎日痛い思いをして、注射を行い 数日に1度は採血をし、点滴を行い、OHSSで動けなくなったり、 ホルモン剤の影響で体重が増えたり、むくみが酷くなったり。 本当に様々な症状に悩まされます。 また通院にも時間がかかったので、本当に体外受精をするだけで かなりの体力を奪われました。 特にむくみや体重増加は、見た目にも変化があるので とても辛かったです。 ③ 精神的負担 次にストレスがかかるということです。 かなりの金額をかけて、苦しい思いをしていると思うと 「絶対にいい結果が欲しい!」と思ってしまいます。 そのために好きなことを我慢したり、 治療のために頑張ります。 ただ結果がついてこなかったり、周りで妊娠した人を聞いたりすると 一気にストレスが爆発して、精神的に不安定になります。 私は何度も「なんで私は病気なんだろう?」と 考えてもどうしようもないことを考えてしまい よく泣いてしまいました。 ④ 社会的負担 最後に仕事をしていると感じる、治療と仕事の両立です。 私は体外受精にステップアップするタイミングで求職し、 結局、悩んだあげくに退職をしました。 休職中は治療に専念するものの、何となく仕事のことが 気になりました。 「周りはみんな頑張っているのに、私だけ休んでいていいのか?」 そんなことをよく考えていました。 そして退職した後も、後悔はないものの 「体外受精しなければ、仕事が続けられていた。 治療だけの生活がこれからどれだけ続くのだろう。」 「社会に復帰したい。」という気持ちをぬぐうことができませんでした。

周囲との付き合い方を考える

以上のような負担を感じながら、生活をしていると 周囲のささいな一言や、言動に一喜一憂してしまう場合がありました。 例えば、友人から言われる「大丈夫。妊娠できるよ!」などの 励ましの言葉や子供の話しや妊娠の話し・・・ 普段であれば、すぐに流せるのに流せない。 そうやってどんどんストレスを抱えながら、無理して周りと付き合っていく。 そのうち周りのみんなのことも、自分のことも嫌いになっていきました。 そんな時に主人から「無理して付き合わなくてもいいんじゃない?」と 言われました。 確かに無理をすればするほど、辛かったので 余裕のない時は「治療が大変で、会うことができない。」と 正直に相手に伝えました。 すると大抵の人は気持ちを察してくれて、そっとしておいてくれました。 気分転換するタイミングも同時に減ってしまいましたが その分、家族で過ごす時間を大切にし過ごしたり、 自分1人の時間を充実させるように心がけ過ごしました。 すると、無理して周りと会っていた時よりもストレスが減り、 周りのことも自分のことも少しずつ許せるようになりました。